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Wifiでデータの同期ができる体温計Withings Thermoがめっちゃ便利

ガジェット

日常的に体温を計測するために,
Wifiでデータの同期ができる体温計(温度計)「Withings thermo」を購入しました.

普通の体温計ではなくWifiでのデータ同期ができるものを選んだ理由は,
計測した結果を記録するという作業を省きたいから.

特に新型コロナが流行して以降,会社から出社前に毎日体温を計測するように言われているのですが,
家で体温を計測して,会社につく頃には何度だったか忘れています.
普段より極端に体温が高いということがわかれば,
「新型コロナの発熱かもしれない」というスクリーニングはかけられるので問題はないですが,
やっぱり記録としてちゃんと残しておきたいです.
適当なスマホアプリやエクセルなどに手動で入力していくことはできますが,めんどくさい!
ほとんどの場合役に立たない体温を毎回律儀に記録なんてつけてられません.
ということで,Wifi経由で自動で体温計測の結果を記録してくれる「Withings thermo」を購入しました.

Withings Thermo

Withings Thermoは,おでこ から こめかみ までにある血管の温度を計測し,Wifiでデータを同期でいるデバイスです.

Withings Thermo本体

購入方法

まず最初に言っておかなければならないのは,このデバイスは普通には日本で購入できないということです.
Withingsの公式WEBページでは日本語ページがあるのですが,日本の店頭や通販サイトではあまり売っていません.

理由はおそらく技適を取っていないことと,医療機器認証を取っていないからだと思います.
どうしても使ってみたかったので,「TredeInn(BikeInn」という海外の通販サイトを利用し,輸入しました.
他にもアメリカのAmazonや欧州の国々のAmazonでも売っています.

技適

このWithings Thermoは技術基準適合(技適)を取っていません.
なので,日本国内で使用すると違法行為となる可能性があります.
技適がなくても短期間の実験目的等の理由であれば総務省に届け出ることで期間限定で使用することができます.
総務省への届け出は,総務省のWEBサイトから行うことができます.

使い方

使い方は本体にあるボタンを押してから,おでこに当てて,そこからこめかみ方向へゆっくり動かして計測を行います.
1点で計測するのではなく,動かしながら4000回以上計測するそうで,高精度に計測できるとWEBページに書いてありました.
計測が完了するとブルッと震えます.
一般的な脇に挟むタイプと異なり,音はなりません.
計測後はWifiでデータの同期がされます.

おでこ から こめかみ までをスライドさせる_Withings WEBページ引用
計測_Withings WEBページ引用

計測した結果は本体のLEDが点灯することで確認できます.
このLEDで体温を表示してくれるのは,暗所での計測時にとても良いです.
例えば暗い部屋で布団で寝ているとき,体温を計ってもわざわざ部屋を明るくしなくてもしっかり値を読み取れます.

暗所

データの確認

あとから計測した過去の体温を確認するには下記の3つ.

  • スマホアプリ「Thermo」(Withings Thermo専用の最初のWifi設定などを行うためのアプリ)
  • スマホアプリ「Health Mate」(Withings製品全般を統合管理するアプリ)
  • WEBサイト(Health MateのWEB版)

それぞれの画面は下記のような感じです.

Thermoアプリ_データ
Health Mateアプリ_データ
Withings WEBサイト_データ

ちょっと残念なところは,体温の推移をグラフ化してくれないところです.
体重はグラフ化してくれるので,体温も同じ実装をしてほしいところです.

Withings Thermoを使って体温を測り続けてみた例は下記.

新型コロナワクチン接種後の体温を計り続けてみた(2回目)
新型コロナウイルスワクチンを接種した後の体温推移がどの様になるかを,計測し続けてみました.今後も何度かこのワクチンを接種する可能性がありそうなので,どれくらい辛かったか,どんなところに気をつけておくべきか,自分で思い返すためにも記録をつけて...

メーカー

Withingsはフランスの電気機器メーカーで,体重計や心拍の計れるスマートウォッチなどを製造・販売している会社です.
日本で言うタニタのような会社というイメージです.

2017年にノキアに買収されましたが,翌2018年に再度独立してWithingsに戻りました.

仕様

分解能:0.1℃
計測範囲:35℃~43.2℃
臨床精度:±0.2℃
電池:単4アルカリ電池(LR03 AAA)

テクニカルデータ_マニュアル

内容物

  • Withings Thermo本体
  • 保護キャップ
  • 単4アルカリ電池
内容物_マニュアル

体温計?温度計?

何箇所かに「体温計(温度計)」と書きましたが,これには理由があります.

日本では「体温計」を名乗るには医療機器認証を取る必要があり,これを取得していないものは「体温を測定するもの」と名乗ってはいけないようです.
温度を測るのに,計測する対象が関係あるのか?とちょっと疑問に思いますが,人の体温を測るものは医療機器で,認証が必要です.

新型コロナウイルスでよく見かけるようになった,カメラに顔をかざしてディスプレイに体温が表示される装置の多くは
この認証を取得していないため,あくまで「モノの表面温度を測定する温度計である」ということになります.

医療機器認証を受けていないから使ってはいけないというわけではありません.
あくまで参考として極端に体温が高い人をスクリーニングをするための機器として使うのは何ら問題ありません.
Withings Thermoは日本の医療機器認証は取得していませんが,
欧州(EU)の医療機器認証は取得しているようなので,機能に問題はなさそうです.

他のメーカーで同じような製品は?

Withings以外で同じようにWifi同期できる製品はないのか少し探してみたのですが,見つかりませんでした.
Wifiに対応した製品はありませんが,他の方式で同期する方法を持った体温計はいくつか見つかります.
ちゃんと日本の規格に適合した製品をいくつかご紹介.

A&D UT-201BLE

一般的な脇に挟むタイプの体温計で,Bluetooth接続でデータの同期を行います.
スマートフォンとBluetooth接続でデータの同期を行います.
一般的にあまりA&Dという会社の名前は知れていないかもしれないですが,東証プライムに上場していて,計測器では結構有名なメーカーです.

この製品はBluetoothの同期のためペアリング済みのスマホが近くに必要です.
基本的には皆スマホを持っているはずなので,この方式でも問題はないはず.

オムロン MC-6810T2

これも一般的な脇に挟むタイプの体温計で,Bluetooth接続でデータの同期を行います.
スマートフォンとBluetooth接続でデータの同期を行います.
言わずとしれたオムロン製.

オムロン MC-6800B

この製品は一般的な脇に挟むタイプの体温計であることは上の製品と変わりませんが,データ納期の方法が独特です.
計測が完了すると,体温計から「ブブブブ・・・・」と音がなり始めます.スマホのマイク部分にこの音を聞かせることで計測結果をスマホに送ります.
アプリをわざわざ起動しなければいけないため,手入力するのと大差はないかもしれません.

まとめ

デザイン性に優れていて,瞬時に体表温度の計測が可能なWithings Thermo

体温を計測した結果を記録するのに何も操作する必要がないのはとても便利です.
なにも意識・作業しなくても勝手にWEBで同期されています.
これなら毎日測る気になるし,記録がちゃんと残ります.

とても気に入りました.

一方で,他社の製品ではBluetooth接続でデータ同期可能な製品も見つかりました.
ただし,非接触の計測ではなく脇に挟むタイプです.
お手軽さは圧倒的にWithings Thermoの勝ち.

Withings Thermoは,日本では普通には手に入らず,輸入しなければならない上に,技適がとられていないのがとても残念です.

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