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周囲の音が聞こえる骨伝導ヘッドホン.Aftershokz AEROPEX

Aftershokz AEROPEX ガジェット

WEB会議や運動中など,ヘッドホンやイヤホンをつけていたい・つけなければならないのに,
周囲の音が聞こえなくなるのは困る ということありませんか?

ヘッドホン(イヤホン)を装着していても外の音が聞こえる骨伝導ヘッドホン
Aftershokz AEROPEX」を買ったので紹介します.

Aftershokz AEROPEX

骨伝導ヘッドホンのトップメーカーAftershokzの耳を塞がないオープンイヤーの骨伝導ヘッドホン「AEROPEX
見た目がスタイリッシュでカッコいい!
装着していてもあまり目立たず,耳を塞がないため周囲の音が普通に聞こえているので,つけっぱなしで生活できます.

Aftershokz AEROPEX外観

製品仕様

  • バッテリー駆動時間:最大8時間
  • 充電時間:2時間
  • 重量:26g
    とても軽量なのでつけていることを忘れてしまいそうです.
  • 防水規格:IP67
    IP67なので水でジャブジャブ洗うことができます.
    充電部分が濡れているとLEDが点滅するため,そのまま充電器をつないでショートさせてしまうことがありません.

装着

耳に引っ掛けてスピーカー部がこめかみの後ろ・耳の前あたりの骨に当たるように装着します.
左右のスピーカー部をつなぐアームは頭の後ろです.
左右のスピーカー部をつなぐアームはバネのような役割をしていて,スピーカー部が骨に軽く押し付けられるような状態になります.
耳に引っ掛ける形状をしていますが,メガネを掛けていても特に問題ありません.

聞こえ方

周囲の音もヘッドホンからの音も普通に聞こえます.
骨伝導ヘッドホンという普通のヘッドホン・イヤホンとは明らかに違う,どんな聞こえ方になるのか不安でしたが,
普通に音が聞こえてきます.
普通のヘッドホン・イヤホンの聞こえ方とは若干違う感覚はあります.
耳の外で音がなっているのではなく,はっきりした感覚ではありませんが頭の中で音がなっている感覚という感じ.
普通のヘッドホンのように耳から聞こえているわけではないということを確認するために,耳を塞いでみましたが音が聞こえます.
低音域は耳を塞いだほうが強めに聞こえました.

付属品

Aftershokz AEROPEX付属品
  • 骨伝導ヘッドホン本体
  • シリコンケース
    骨伝導ヘッドホンを収納するためのシリコンケースが付属しています.
    マグネットで蓋がピタッと閉まります.
  • 充電ケーブル ×2
    充電ケーブルは2本付属しています.
    特殊形状の充電端子のため,付属の充電ケーブルを使用しなければならないのですが,
    1つは家で常設用,1つは持ち運び用 というような使い方ができます.
    オプション販売ではなく,最初から2つつけてくれているのが良心的です.
  • 耳栓
    耳栓は正直何のためについているか不明.
    耳を塞ぐほうが塞がないより良い音で聞こえはしますが,
    それでも普通のヘッドホン・イヤホンのほうが音質は良いです.
    それなら最初から音質を追求したヘッドホン・イヤホンを使うべきです.
    「外の音が聞こえる」ことが最大の特徴なので,それを打ち消しては意味がありません.
    私には不要でしたが,過去の製品で耳栓が欲しいという要望があったのかもしれないですね.

骨伝導ヘッドホンとは

普通のヘッドホン・イヤホンは空気を振動させて鼓膜を通じて音を伝えるのに対し,
骨伝導ヘッドホンは名前の通り音の振動を「骨」を通じて伝えます.

Aftershokz公式WEBサイトより引用

硬いものを食べたとき,噛み砕く「バリバリ」「ボリボリ」聞こえているのは,骨を通じて伝わった振動が音として聞こえているものです.
これと同じ原理でヘッドホンの音を伝えるのが骨伝導ヘッドホンです.

「Aftershokz AEROPEX」は耳の前,こめかみの後ろあたりの骨に振動体を当てて,振動させることで音を伝えています.

Aftershokz公式WEBより引用

外の音が聞こえるメリット

Aftershokz AEROPEX(骨伝導ヘッドホン)で,外の音が聞こえるメリットは下記のような場面です.

  • WEB会議・WEBセミナー
    他の人がいる場所でWEB会議やWEBセミナーに参加する場合,周囲の音が聞こえないのは不便です.通常のヘッドホンやイヤホンと異なり,Aftershokz AEROPEX(骨伝導ヘッドホン)では周囲の音が聞こえるので,話しかけられたのを無視してしまったり,肩を叩かれてびっくりすることを防げます.
  • ランニング・サイクリング中(スポーツ中)
    ランニングやサイクリンなど,公道を使って行うスポーツの場合,車やバイクの音が聞こえるのは結構重要です.Aftershokz AEROPEX(骨伝導ヘッドホン)で周囲の音が聞こえていることで,危険を音で察知することができるのでより安全にスポーツを楽しむことができます.
  • 電車の中
    新幹線や特急列車で長時間移動しているとき,音楽などを聞くために普通のヘッドホン・イヤホンをつけて周囲の音をシャットアウトしてしまうと,社内検札に気づけなかったり,車内アナウンスに気づけず,極端な場合乗り過ごしてしまったりします.Aftershokz AEROPEX(骨伝導ヘッドホン)なら周囲の音も聞きつつ,自分だけに聞こえる音も聞くことができます.
  • 運転中(グレー)
    Aftershokz AEROPEX(骨伝導ヘッドホン)なら運転中に装着していても耳を塞がないので,周囲の音(他の車の音,電車の遮断器の音,緊急車両の音等)を聞きながら音楽を聞いたり,通話が可能です.
    (ただし,運転中のハンズフリーイヤホンなどでの通話は法律上グレーですので,骨伝導ヘッドホンも推奨はできません.)

デメリット

  • 音漏れする
    骨伝導ヘッドホンは,原理上多少漏れしないわけではありません.
    結局の所,骨を振動させる部分は空気も振動させてしまいます.
    皮膚越しに骨を振動させる事ができるくらいには振動しているので,音量を大きくすれば音漏れはします.
    屋外であれば気にならない思いますが,静かな室内だと結構聞こえます.
    例えば,新幹線で横に座っている人には嫌な顔されるくらいには聞こえてしまうでしょう.
  • 音質はそんなに良くない
    通常の音と違う方式で音を伝達しているわけですから,
    通常のヘッドホン・イヤホンと同じ音質を期待してはいけません.
    音質が悪いわけではないですが,没入感を味わいたいとか,音質にこだわる場合には向いていません.
    あくまで,耳をふさがずに,周りの音も聞こえる というところに価値がある商品です.
    音質を求めるのであれば,普通のイヤホンやヘッドホンを選択するべきです.
    とはいえ,決してAftershokz AEROPEX(骨伝導ヘッドホン)は音が聞きづらいというわけではないです.
    目的に応じて使い分けましょう ということです.

まとめ

耳を塞がない骨伝導ヘッドホン 「Aftershokz AEROPEX
音楽を聞いたり,会議に参加したりしながら,周囲の音が普通に聞こえているというのはとても便利でした.
外の音が聞こえるというノイズキャンセルヘッドホン・ノイズキャンセルイヤホンとは真逆の製品です.
正直,ヘッドホンをしているのに周囲の音が聞こえることがここまで快適だとは思っていませんでした.
WEB会議やスポーツ時に手放せなくなりそうです.

追記

メーカー名がAfterShokzからShokzに変わりました.

また,AEROPEXの販売は市場に流れている在庫以外は終了していて,後継品のOpen Runが販売されています.

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