部屋の温度・湿度の推移をグラフで見たいと思うことないですか？
部屋に温度計・湿度計を置いていますが，わかるのは今その瞬間の温度・湿度だけ．
寝ている時・出かけている時，どうなっているのかはわかりません．
動物を飼っていたり，植物を育てていたりすると，自分が意識できないときの温度・湿度を知りたいことは結構多いのではないかと思います．
外出から家に戻ってきて，部屋の中すらやたらと寒かったり暑かったりすると，締め切った部屋のピーク時は一体どんな状態になっていたのかと心配になります．
探してみると，温度・湿度をグラフ表示してくれる温湿度計がありました．
購入したのでレビューします．
タニタ グラフ付きデジタル温湿度計（TT-580）
この製品の特徴は
日付・時刻・温度・湿度に加えて
温度グラフ・湿度グラフを見ることができることです．
「℃/％」ボタンで温度のグラフと湿度のグラフの切り替えができます．
「↓」「↑」ボタンで1週間分の記録をさかのぼって見る事ができます．
「○」でデフォルト表示の現在の温度グラフに戻ります．
温度・湿度グラフ表示してくれる
この製品の特徴は
温度・湿度をグラフ表示してくれて，一日の推移を見ることができる
これにつきます．
また，1週間分さかのぼって見ることができるので，旅行などで完全に家を空けていた日の温湿度変化も知ることができます．
このグラフを見ることで
「寝ている間に思ったよりも気温が下がっている．だから布団から出ている顔がやたら寒くて熟睡できなかったのか」
「出かけている間にこんなに室温上がってたんだ．飼ってる動物に影響がありそうだ」
「極端に湿度が低い時間があるからインフルエンザ気をつけないとな」
とか
いろいろな気付きを得ることができます．
気温推移の例
ある2日間の私の部屋の室温推移です．
- 夜寝ている間に気温が下がる
- 仕事に行っている昼間に気温が上がる
- 夕方，日が落ちると気温が下がる
- 仕事から帰宅して，寒いから暖房をつける
- 寝るときに暖房を切る．
- そこからまた気温が下がる．
というのを繰り返しています．
後から見れば当たり前のデータなのですが，
グラフとして見返してみると自分の生活スケジュールを再認識することができました．
イマイチなところ
- データのアウトプットができない
この温湿度計ではグラフで温度・湿度を見ることができるので一定の約には立つのですが，
あくまで表示されるだけで，数値として保存したりはできません．
値を取得して，何か解析を行うような用途には向いていません． - 表示されるデータは1週間
1週間以上さかのぼってグラフを見ることはできません．
1週間分の情報で十分かどうかは使い方次第ですが，
長期間のデータ収集には向いていません．
まとめ
今その一瞬だけではなく，過去にさかのぼって温度・湿度のグラフを見ることができるというのが
とても良いです．
数値だけでは直感的ではありませんが，グラフで上がったり下がったりしている事がわかるので，
何が起きているのかを把握しやすいです．
機器単体でこういったグラフ機能を持った温湿度計は他には見つけられませんでした．
価格もほどほどです．
操作も特に難しいことはないですし，いい意味で機能が多くないので，
デジタル機器に疎い人でも使いこなせそうです．
とりあえず1台部屋に置いておくと，いろいろなことに気づけて良さそうです．
追記
データの保存日数が長いモデルも売られています．
データの保存日数がTT-580は7日，TT-581は14日です．
コメント